 |
 |







|
 |
2005年、夏。東京。
郊外で“移動デリヘル”のオーナーとして無気力な生活をおくる宮本純(池内博之)は、ヘルス嬢のユリ(街田しおん)と曖昧な関係を続けながら、人知れず心理カウンセラーの武田(恵俊彰)の元へ通い続けていた。デリヘルの客として知り合った武田は純のよき理解者だった。純は武田の前で何故か「記憶喪失障害」を装っていた。そんな純の不可解な行動に気づいていた武田は、彼の隠された記憶を探ることを試みる。

純と武田は、記憶を探るために妹の久美(福田明子)と二人で写っていた写真を頼りに “自殺の名所”富士の樹海へ向かう。そこで二人は、「数年前、久美をこの森で見た」というアカリ(山口美也子)と出会う。どうして純は久美とそんな場所に来たのか?その謎は明かされぬまま、純は7年ぶりに実家に帰ることを決意する。

海辺の町。潮で痛んだ2階建ての大きな家。父・泰三(西岡徳馬)と、母・民代(石垣光代)は長女の美由紀の出産に立ち会うため家を空けていた。7年ぶりの再会を果たした純と久美。二人の間に流れるぎこちない空気。それは、二人しか知らない兄妹を越えた想い・・。


“カウンセリング”の時間に突如つぶやく純。
純の秘められた過去を初めて知らされる武田。純は記憶喪失を装って、7年前の過ちを封印しようとしていたのだ。武田は「過去から逃げてはいけない」とだけ純に告げた。
やがて、失意の純の前に出産直前の姉・美由紀(片岡礼子)が現れる。美由紀は家族の中で唯一、純と久美の関係を知っていた。


その言葉が、純の心の箍(たが)を外してくれた。
再び久美と向き合う事を決意する純。しかし、過ちを繰り返さないと決めた久美は、好意を寄せてくれている幼馴染のリョウ(赤堀雅秋)と結婚することを告げる。泣きじゃくる久美の美しい身体をむさぼる純。激しく、再び愛し合う純と久美。二人だけの封印された記憶がよみがえる。
しかし、兄妹に悲劇が待ち受けていた・・・。 |
|
|
|